ブラック・ジャック
第29話「ときには真珠のように」
『作品内容』
ある日ブラックジャックの元に1本のメスが届けられた。
それは硬い鞘のような物に包まれていたが、送り主の名はなくただ
「J.H」と書かれていた。
誰から送られてきた物か悩むが、やっと気付く。
「本間丈太郎(猿田彦)」
彼こそは瀕死の重傷だったブラックジャックを救った名医だったのだ。
早速ブラックジャックはメスの謎を解くため本間を訪ね
る。
しかし、本間は床に臥していた。
彼はブラックジャックの重大な話しをする。
あのメスは以前ブラックジャックを手術した時
に体内に忘れてきた物だというのだ。
その事を気に病んでいた本間は7年後の再手術で取り出したが、とうとう本人に話せな
かったという。
しかも、メスはカルシウムの鞘に包まれていたといい、生命のふしぎさを説く。
その時本間は意識を失う。
ブラッ
クジャックは急ぎ病院に運び自らメスを執るのだった。
しかし、本間は老衰であり再び息を吹き返す事はなかった。
苦悩するブラックジャックに本間の言葉がよみがえる。
「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね………」
本間からの手紙にヒョウタンツギが描かれている。
電車の乗客としてハムエッグとランプが出演。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
手塚治虫博物館:小林準治著(1998年)
ダ・ヴィンチ2月号(2003年)
手塚治虫の理科教室(2009年)