ブラック・ジャック
第12話「奇形嚢腫」
『作品内容』
ある真夜中、ブラックジャックの元に1本の電話がかかってきた。
ギリギリの危険度という事で運び込まれてきたその患者の
顔にはお面がかぶさっていた。
患者の主治医は可仁博士といい、患者の病名は畸形嚢腫であった。
この嚢腫には人間の体がほとんど一そろいそろっており、
取り除こうとするとなぜか手術に邪魔が入り、いつも失敗するとい
う。
そんな呪いは信じないブラックジャックであったが、いざ手術を始めようとすると、
激しい頭痛と共にテレパシーが聞こえて
くるのだった。
ブラックジャックは腫瘍は倍溶液に浸し、とりあえず組織が死なないようにする事を
約束する。
手術は成功し、患者も後1週間ほどで退院できる頃になって、
ブラックジャックは腫瘍を合成繊維でできた人間の体の中に組
み込むのだった。
1年経って患者が最後の診察に来た時、ブラックジャックはある少女を患
者の前に連れ出した。
彼女こそは畸形嚢腫として患者と共に20年間生きてきたいわば妹であったのだ。
患者を愚弄する少女
を前にして、患者と加仁博士らは早々に立ち去っていった。
ブラックジャックの顔がヒョウタンツギになる(p.48)。
<参考文献:チャンピオンコミックス>
『図版使用書籍』
誕生!「手塚治虫」(1998年)
文藝別冊 手塚治虫(1999年)
ダ・ヴィンチ2月号(2003年)
フィギュア王No.129(2008年)
東京人 2008年12月号(2008年)