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ザ・クレーター
「巴の面」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1970年01月07日号 - 週刊少年チャンピオン 秋田書店 B5判 読切連載 -
1970年10月15日 チャンピオンコミックス ザ・クレーター1 秋田書店 新書判 -
1976年11月20日 秋田漫画文庫 ザ・クレーター1 秋田書店 文庫判 - -
1982年05月20日 手塚治虫漫画全集219巻 ザ・クレーター2 講談社 B6判 -
1990年07月15日 手塚治虫傑作選集1 ザ・クレーター1 秋田書店 四六判 - -
2010年03月 手塚治虫文庫全集045 ザ・クレーター 講談社 文庫判 -
2021年08月30日 ザ・クレーター<オリジナル版> - 復刊ドットコム A5判 -

『作品内容』
長曽我部家の双子の姉、巴姫は顔は醜かったが心の優しい女性であった。 それに反して妹の伏見姫は顔こそ美しかったが、心は冷たい女だった。 ふたりは土地の豪族の本條忠道の事を愛してしまい彼自身に結論を出させる事となった。 忠道は巴を選んだが、逆上した伏見の計略によって彼は巴の顔部分だけを切り落としてしまう。

伏見は巴の怨念によってか、狂い死にをし、そのそばには巴そっくりの面が落ちていたという。 それから何百年も経ち、おもちゃメーカーの企画者たち(ヒゲオヤジノールス・ヌケトール他)はデザイナー(手塚先生)にこの面そっくりの製品を依頼する。 次の日、結果を取りに行った彼らの前に現れたのは巴の面に包まれたデザイナーだった。

また何十年か経ち、ある古美術商の元にあった巴の面の前で親子の言い争いがあった。 父親の進める縁談に対し、美の基準はもう全然違うのだと言う息子。 その場で巴の面は満足したような笑い声を上げて溶けさったという。

解説者?でヒョウタンツギ(p.134)が出演。

<参考文献:チャンピオンコミックス>

『図版使用書籍』
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫WORLD 青年マンガ編(2008年)
扉絵原画コレクション1950-1970(2017年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)