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「どろろ」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1967年08月27日号
〜1968年07月21日号
- 週刊少年サンデー 小学館 B5判 連載 -
1969年05月号
〜10月号
- 冒険王 秋田書店 B5判 連載 -
1968年04月01日 別冊少年サンデー どろろ特集 小学館 B5判 - -
1968年06月01日 別冊少年サンデー どろろ特集 小学館 B5判 - -
1968年08月01日 別冊少年サンデー どろろ特集 小学館 B5判 - -
1969年08月15日 別冊冒険王 どろろ特集 秋田書店 B5判 - -
1971年09月05日 サンデーコミックス どろろ1 秋田書店 新書判 -
1971年11月05日 サンデーコミックス どろろ2 秋田書店 新書判 -
1972年01月05日 サンデーコミックス どろろ3 秋田書店 新書判 -
1972年06月10日 サンデーコミックス どろろ4 秋田書店 新書判 -
1976年08月20日 秋田漫画文庫 どろろ1 秋田書店 文庫判 - -
1976年08月20日 秋田漫画文庫 どろろ2 秋田書店 文庫判 - -
1976年09月20日 秋田漫画文庫 どろろ3 秋田書店 文庫判 - -
1976年08月20日 秋田漫画文庫 どろろ4 秋田書店 文庫判 - -
1981年03月20日 手塚治虫漫画全集147巻 どろろ1 講談社 B6判 -
1981年04月20日 手塚治虫漫画全集148巻 どろろ2 講談社 B6判 -
1981年05月20日 手塚治虫漫画全集149巻 どろろ3 講談社 B6判 -
1981年06月20日 手塚治虫漫画全集150巻 どろろ4 講談社 B6判 -
1983年12月01日 - むしのなかま7 手塚治虫ファンクラブ・東北 B5判 地獄変の巻1 -
1984年05月15日 - むしのなかま8 手塚治虫ファンクラブ・東北 B5判 地獄変の巻2 -
1984年11月16日 - むしのなかま9 手塚治虫ファンクラブ・東北 B5判 地獄変の巻3 -
1985年06月12日 - むしのなかま10 手塚治虫ファンクラブ・東北 B5判 地獄変の巻4 -
1986年07月07日 - むしのなかま11 手塚治虫ファンクラブ・東北 B5判 地獄変の巻5 -
1988年04月08日 - むしのなかま12+13 手塚治虫ファンクラブ・東北 B5判 地獄変の巻6 -
1990年09月25日 手塚治虫傑作選集3 どろろ1 秋田書店 四六判 - -
1990年10月20日 手塚治虫傑作選集4 どろろ2 秋田書店 四六判 - -
1990年11月20日 手塚治虫傑作選集5 どろろ3 秋田書店 四六判 - -
1994年04月 秋田文庫 どろろ1 秋田書店 文庫判 -
1994年04月 秋田文庫 どろろ2 秋田書店 文庫判 -
1994年04月 秋田文庫 どろろ3 秋田書店 文庫判 -
2001年11月09日 講談社漫画文庫 恐怖短編集5「妖しの怪談編」 講談社 文庫判 百鬼丸収録
2003年05月01日 - 手塚治虫マガジン5月号 kkベストセラーズ B5判 発端の章 -
2003年06月01日 - 手塚治虫マガジン6月号 kkベストセラーズ B5判 百鬼丸の巻 -
2003年07月01日 - 手塚治虫マガジン7月号 kkベストセラーズ B5判 法師の巻 -
2003年08月01日 - 手塚治虫マガジン8月号 kkベストセラーズ B5判 金小僧の巻 -
2003年09月01日 - 手塚治虫マガジン9月号 kkベストセラーズ B5判 万代の巻 -
2003年10月01日 - 手塚治虫マガジン10月号 kkベストセラーズ B5判 人面瘡の巻 -
2003年11月01日 - 手塚治虫マガジン11月号 kkベストセラーズ B5判 無残帳の巻 -
2003年12月01日 - 手塚治虫マガジン12月号 kkベストセラーズ B5判 妖刀の巻 -
2004年01月01日 - 手塚治虫マガジン1月号 kkベストセラーズ B5判 ばんもんの巻 -
2004年02月01日 - 手塚治虫マガジン2月号 kkベストセラーズ B5判 白面不動の巻<前編> -
2004年03月01日 - 手塚治虫マガジン3月号 kkベストセラーズ B5判 白面不動の巻<後編> -
2004年04月01日 - 手塚治虫マガジン4月号 kkベストセラーズ B5判 地獄変の巻<前編> -
2004年05月01日 - 手塚治虫マガジン5月号 kkベストセラーズ B5判 地獄変の巻<後編> -
2004年06月01日 - 手塚治虫マガジン6月号 kkベストセラーズ B5判 無情岬の巻1 -
2004年06月10日 秋田文庫 時代劇傑作集 秋田書店 文庫判 どんぶりばら収録
2004年07月01日 - 手塚治虫マガジン7月号 kkベストセラーズ B5判 無情岬の巻2 -
2004年08月01日 - 手塚治虫マガジン8月号 kkベストセラーズ B5判 無情岬の巻3
ミドロの巻
-
2004年09月01日 - 手塚治虫マガジン9月号 kkベストセラーズ B5判 どんぶりばらの巻 -
2004年10月01日 - 手塚治虫マガジン10月号 kkベストセラーズ B5判 四化入道の巻 -
2004年11月01日 - 手塚治虫マガジン11月号 kkベストセラーズ B5判 ぬえの巻 -
2009年11月 手塚治虫文庫全集017 どろろ(1) 講談社 文庫判 -
2009年11月 手塚治虫文庫全集018 どろろ(2) 講談社 文庫判 -
2013年03月25日 Tezuka Osamu Treasure Box どろろ 国書刊行会 B5判 雑誌版復刻
2019年02月13日 - テヅコミ Vol.05 マイクロマガジン社 B5判 -
2019年10月25日 漫画原稿再生叢書III どろろ 復刊ドットコム A3判 -

『作品内容』
"発端の章"
醍醐影光は天下欲しさに魔人に対して生まれる予定の自分の子供を差し出すという。 そして生まれてきた我が子は目もなく、鼻、耳もなく、手足さえもなかった。 彼はその子を河に流してしまう。

"百鬼丸の章"
百鬼丸は疫病神と呼ばれていたこそ泥のどろろに出会う。 そして自分の身の上を話し出す。 たらいに入れられて河を流れているところをある医師に拾われた彼は、その医師によって義手や義眼を作ってもらって何とか生活していた。 しかし、あるときからその家には不可思議な妖怪が多数現れるようになった。
彼は百鬼丸と名づけられその医師の家を後にする。 その旅の途中で百鬼丸は48の魔物を倒せば体が元に戻ると聞かされる。
作者で手塚先生が出演(p.75)。

"法師の章"
百鬼丸は旅の途中である法師(琵琶丸)に出会う。 そして彼によって戦災孤児の住む場へ連れていってもらう。 そこで百鬼丸は彼らの世話をしているみおという娘と出会い、恋をする。 ある時彼が帰ってくるとそこは炎に包まれており、みおたちは既に息耐えていた。 そこを立ち退くように言った野武士たちの仕業だった。 百鬼丸は彼ら野武士を皆殺しにするのだった。

"金小僧の章"
どろろと百鬼丸は金小僧を見たために万代という女によって閉じ込められてしまう。 そこには別の妖怪が現れ、その後をつけたどろろは万代の屋敷に行ってしまう。 万代はここの村人たちに様々な援助を続けていた。 しかし、時々現れる妖怪によって金を盗まれるために村全体はいつも貧乏のままだった。 百鬼丸は金小僧の言った山の中に入り、そこで盗まれた村の金を見付ける。
ヒョウタンツギが出演(p.121)。

"万代の章"
万代が臭いと踏んだ百鬼丸はどろろを万代の屋敷へ偵察に行かせる。 そして村人たち(オッサンら)の協力を得て妖怪を追いつめるが逃がしてしまう。 万代の屋敷に駆けつけたときどろろは既に妖怪に捕まっていた。

"人面瘡の章"
妖怪を倒す百鬼丸。 その正体は人面瘡だった。 そしてどろろの手当てをしようと、家を貸すように村人に頼むが彼らは百鬼丸さえもが妖怪の仲間ではないか、と言い冷たく当たるのだった。 川原でどろろを介抱し、彼が気がついたとき百鬼丸の右手が抜け落ちた。 そこからは本物の腕が生えてきていたのだ。

"無残帳の章"
どろろは元百姓だった野党「火袋(丸首ブーン)」とお自夜の子供だった。 しかし、火袋は子分のイタチ(ハム・エッグ)に裏切られ、代官(ランプ)との戦いで足をやられてしまう。 どろろはその後、正に地獄を見て育ってきた。 父はやがて貴族と戦って死に、母親は冬の雪山で息耐えた。
イタチの仲間でシミ・アバータ(p.15)、貴族の家来でノールス・ヌケトール(p.44)、僧侶でタコ(p.48)、その他手塚先生(p.39)が出演。

"妖刀の章"
田ノ介の持つ刀には妖怪が取りついていた。 百鬼丸はその刀を倒すについて田ノ介と斬りあう。 しかし田ノ介は最期はみずからその刀に自分の血を吸わせたのだった。 百鬼丸は眼を一つ取り戻すが、田ノ介の妹には怨まれその村を後にする。 その後河で体を流す百鬼丸はどろろの背中に火袋の隠した財宝の地図があることを発見する。 そこに現れた法師はそれを不幸な人のために使うのが百鬼丸の「生きがい」になると言って去る。
武士の顔でヒョウタンツギ(p.83)が出演。

"鯖目の章"
百鬼丸とどろろはある妖怪の赤ん坊を背負い込んでしまう。 そしてたどり着いた地では領主の鯖目は妖怪まいまいおんばにとり付かれていた。
どろろの顔でヒョウタンツギが出演(p.160)。

"地獄変の章"
百鬼丸は村人(タコら)の協力を得てまいまいおんばを倒す。 そして彼には本物の足が生えてきた。 その百鬼丸を村人は妖怪扱いして、ここでも二人は出て行かなければならなくなってしまう。

"ばんもんの章"
どろろと百鬼丸のふたりはばんもんの向うからきたと言うので朝倉の間者と間違われ、どろろは暴行の末に河へ流されたが、百鬼丸は暴漢たちを一断にする。 そして百鬼丸は醍醐影光とその息子の多宝丸と運命の出会いをする。

"助六の章"
どろろは助六と名乗る浮浪児に助けられた。 彼はばんもんが出来たために両親と生き別れになってしまっていたのだ。 ある時ふたりはばんもんを抜けようとする。 しかし、侍が邪魔をし、どろろは助六を逃がすために応戦する。 結局捕らえられたどろろはばんもんに連れて行かれてしまう。 そこに助六も連れてこられる。 彼の両親は既に殺されていた。 そして端から順番に処刑される中助六も死に、どろろの番になったところで百鬼丸が救出に現れる。 処刑を指揮していた多宝丸はそれに怒り、百鬼丸と一騎打ちになってしまう。

"愛憎の章"
百鬼丸は妖怪の声で多宝丸が実の弟だと知るが、戦いの末殺してしまう。 それを追う醍醐影光の軍。 そして百鬼丸は思うところあってどろろと別れる。 どろろは自分の母親に生き写しの女性と出会い、一緒についていく。 百鬼丸は自害しようとするところをあの法師に出会い止められる。

"白面不動の章"
どろろを連れた女は白面不動によって操られている悪霊だった。 不動は人間の顔を次々に自分のものにしていた。 どろろもそうなる運命だったが、その女はどろろを我が子のように思い始めていた。 そして彼女は白面不動によって元の悪霊に戻されてしまう。 駆けつけた百鬼丸は不動を倒し、耳を取り戻す。

"みどろの章"
木曽路は醍醐と戦う侍大将だった。 彼の出世は馬のみどろ号のおかげだと噂されていた。 彼はそのみどろ号の子馬を引き離してしまう。 子馬はどろろが悪知恵を用いて手に入れる。 そして怒りに震えるみどろ号は次の戦の際に木曽路を踏み潰してしまう。 矢傷を浴びたみどろは妖怪に取り付かれてしまう。 それも百鬼丸によって倒されてしまう。 どろろは子馬に、自分のように強く生きろと言って別れる。

"二ひきのサメの章"
旅を続けるどろろと百鬼丸の前に現れた夜盗イタチ。 彼は火袋の隠した金欲しさにどろろをさらっていく。 そしてある岬へわたろうとした時、しらぬいと名乗る船頭に船を借りる。 しかし、彼は二郎丸と三郎丸というサメを飼っていてイタチの仲間の半分はそのサメに食われてしまう。 しらぬいが離れたところでどろろは奇計を案じて三郎丸を倒すことに成功する。

"しらぬいの章"
どろろは危ないところで百鬼丸と再会し、九死に一生を得る。 百鬼丸は二郎丸としらぬいを倒す。 しらぬいはサメと一緒に海へ流してくれと最期に頼むのだった。

"無情岬の章"
イタチは百鬼丸を後ろから矢で撃って、どろろの背中の地図を書き移す。 そして無情岬に登るが、手下は途中で落ちてしまい、イタチ自身も落ちかかる。
それを助けたのはどろろだった。 さらに岬には黄金を狙って代官の真久和忠兵衛(シミ・アバータ)が軍勢を率いて押し寄せる。 百鬼丸は応戦し、イタチは命を落す。 しかし火袋の隠した宝は別のところに移されていた。 再び旅を続けるどろろと百鬼丸。

"どんぶりばらの章"
どろろと百鬼丸は醍醐影光が支配するある村に立ち寄る。 そこにはどんぶり長者と呼ばれる男がいた。 彼は村人からの年貢を醍醐に納める代わりに自分で隠し持って、密かに腹一杯食していた。 しかし、それはある妖怪に取り付かれているからであって百鬼丸はそれを見抜く。 妖怪を倒した百鬼丸は本物の眼を手に入れる。
ヒョウタンツギ出演(p.147)。

"四化入道の章"
丘の上にあった寺を壊して砦にしようと思い付いた醍醐影光は和尚にそれを頼むが、決して首を縦に振らなかった。 醍醐は和尚を寺の庭に生埋めにしてしまう。 そして砦を作ろうとしたが、大量のネズミに邪魔されて旨くはいかなかった。 和尚は妖怪として生まれ変わり四化入道と名乗っていた。 人間を食すようになり、どろろをさらう。 しかし、百鬼丸によって倒されるのだった。

"ぬえの章"
百鬼丸とどろろは圧政に苦しむ農民に協力して醍醐影光を追放する。 そして百鬼丸はどろろに農民のために戦え、と話して一人旅に出るのだった。

<参考文献:秋田漫画文庫>

『映像化』
どろろ
(1968年:虫プロ製作・パイロットフィルム)

どろろ
(1969年:虫プロ製作・テレビアニメ)

どろろ
(2019年:ツインエンジン製作・テレビアニメ)

『図版使用書籍』
手塚治虫マンガ漫画館(1977年)
アサヒグラフ4月29日号(1977年)
平凡パンチ11月28日号(1977年)
現代まんがシアター1 手塚治虫(1979年)
手塚治虫全百科(1981年)
ユリイカ 2月号(1983年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
MOE 11月号(1990年)
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫論(1992年)
手塚治虫はどこにいる(1992年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
こころにアトム(1995年)
月刊カドカワ8月号(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
もっと知りたい手塚治虫(1997年)
フィギュア王 no.11(1998年)
陽だまりの樹公演プログラム(1998年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
誕生!「手塚治虫」(1998年)
てんとう虫1月号(1999年)
ある日の手塚治虫(1999年)
人間ども集まれ!【完全版】(1999年)
SF Japan Vol.03 手塚治虫スペシャル(2002年)
ダ・ヴィンチ2月号(2003年)
手塚治虫記念館(第5刷)(2003年)
天才の息子(2003年)
新浄瑠璃「百鬼丸」プログラム(2004年)
手塚治虫マガジン'04年9月号(2004年)
私のこだわり人物伝(2005年)
原画の秘密(2006年)
僕らの愛した手塚治虫(2006年)
手塚治虫の漫画の原点(2007年)
横山隆一・手塚治虫二人展図録(2007年)
僕らの愛した手塚治虫<激動編>(2012年)
「地上最大の手塚治虫」展(2012年)
手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから(2013年)
手塚治虫とキャラクターの世界(2013年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
手塚治虫ぴあ(2016年)
手塚治虫表紙絵集(2016年)
手塚治虫の世界(2017年)
扉絵原画コレクション1950-1970(2017年)
手塚治虫の美男美女画集(2017年)
手塚治虫展図録(2017年)
わたしたちの手塚治虫(2018年)
pen 3月1日号(2018年)
SWITCH NOV 2018 VOL.36 NO.11(2018年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)
pen+ 手塚治虫の仕事。(2020年)
手塚治虫語辞典(2023年)