鉄腕アトム
第44話「ホットドッグ兵団」
『作品内容』
<わがいとしのペロ>
ある雨の日にヒゲオヤジが拾った犬はペロと名づけられて今ではヒゲオヤジにとって自慢の一つであり,
ケン一,
四部垣,
タマオ等に話をするのだった。
しかし,そのペロを謎の女にさらわれてしまう。
<とんできた怪飛行士>
お茶の水小学校の校庭に謎のロケットが降りてきた。
そこからは怪しい男が一人降りてきて,ヒゲオヤジを訪ねる。
それから黙って帰ろうとしたところをアトムが追いかける。
取り逃がしてしまうがアトムはシクロノメーターを仕込む事に成功する。
<北極海のはて>
あの怪人は北極海のはてに帰っていった。
そこにはアンタマリア大公妃と呼ばれるあのペロをさらった女がいて,彼の事を「44号」と呼ぶのだった。
44号はロボット医のポンコッツの部屋で大量の犬の毛皮を見付ける。
その中に妙に懐かしい匂いのするものを見付け,ポンコッツから手柄を立てたらもらう約束を取り付ける。
彼らはアンタマリアに従うロボット兵団であり,月へ向かうロケットをすべて打ち落としていた。
というのもアンタマリアはイワンと共に月にいったあのミーニャの娘だったのだ。
シクロノメーターに従ってやってきたアトムはペロの毛皮を持つ44号からそれを奪い返す。
日本に帰り,毛皮をヒゲオヤジに渡したが44号はそれについてきてアトムとの対決の末警察に捕まってしまう。
お茶の水博士によれば44号は純粋なロボットではなく,生き物,それも犬の神経を体中に張り巡らせたサイボーグではないかと言う。
アトムは44号はペロではないか,と
いいその後の裁判でもヒゲオヤジの尋問には彼は素直に答えた事からほとんどその事は立証された。
留置所に入っている44号を出すためにヒゲオヤジは中村課長,
田鷲警部等に自分が身元引受人になると話す。
悩む44号。
アトムは航空自衛隊
と共にホットドッグ兵団の根拠地に乗り込むが,人工濃霧などのためにたどり着けたのはアトム一人だった。
アトムはそこで凍らされてしまう。
その後に来た44号は謀反人として捕らえられるが,脱走に成功しヒゲオヤジの頼みに従ってアトムを助けに走るのだった。
<44号の友情>
氷付のままポンコッツ博士に爆発させられそうになったアトムは44号によって助けられる。
しかし,44号はヒゲオヤジとの約束を果たしただけだ,これからはまた敵同士だと話して去っていくのだった。
<宇宙空間の対決>
おとりとなって月に向かうロケットに乗り込むアトム。
作戦どおりアトムはホットドッグ兵団のロケットには動物の神経を麻痺させるガスを充満させる事に成功する。
しかし,ロケットは操縦不能になりそのまま月の引力に引かれて落ちていく。
アトムはせめて自分と44号の乗っているロケットだけでも何とかしようと外に出て自力でロケットを不時着させる。
<月の火口の秘密>
ロケットを何とかして直そうとするがなかなか旨くいかないアトム。
44号たちは体の自由がいまだに治っていなかった。
しかし,アトムがいない間にガスの効き目が消えている事に気付く。
光線銃などを用意してアトムを待ち伏せるが,アトムにはすべてが聞こえていた。
44号と組み合って谷に落ちたアトムはそこに大量のダイヤを見付ける。
<月世界の死の都>
アトムと44号はかつて月に栄えていたフィドラの国の学者の遺言テープを見付ける。
そこにはダイヤを大量生産させるために隕石を月にぶつけていた事実が語られ,そのために滅び行く都の話があった。
そしてそれらのダイヤを守るためにロボット巨人がいる事も。
巨人がアトム等を襲うが二人は逃げる事に成功する。
その頃月にはアンタマリヤ等が来ていて大量のダイヤを見付けていた。
44号は手をつけてはいけないと話すが,そこへあの巨人が現われ,アンタマリアやポンコッツなどは命を落とす。
44号は再び改造手術を受け,元のペロの体に戻っていった。
そして月の夜になるとペロは月に向かってほえるのだった。
ヒョウタンツギ(p.153),
スパイダー(p.225),
フランケンシュタイン(p.237)が出演。
<参考文献:講談社豪華愛蔵版>
『映像化』
鉄腕アトム-第32話「ホットドッグ兵団」-
(1963年:虫プロ制作・テレビアニメ)
『図版使用書籍』
増刊リリカ"ユニコ特集号"(1978年)
手塚治虫展図録(1990年)
手塚治虫とっておきの話(1990年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫はどこにいる(1992年)
過去と未来のイメージ展図録(1995年)
手塚治虫キャラクター図鑑1(1998年)
メトロポリス The Movie メモワール(2001年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
図説鉄腕アトム(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
東京人 2008年12月号(2008年)
手塚治虫展図録(2009年)
手塚治虫展図録(2017年)
手塚治虫キャラクター名鑑(2024年)