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鉄腕アトム
第38話「透明巨人」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1960年05月号
〜07月号
少年 - 光文社 B5判 読切連載 -
1965年07月01日 カッパコミックス 鉄腕アトム19 光文社 B5判 - -
1969年06月10日 手塚治虫全集 鉄腕アトム12 小学館 新書判 - -
1975年10月30日 サンコミックス 鉄腕アトム9 朝日ソノラマ 新書判 - -
1980年08月20日 手塚治虫漫画全集227巻 鉄腕アトム7 講談社 B6判 -
1987年08月06日 KCスペシャル310巻 鉄腕アトム6 講談社 B6判 -
1993年02月23日 豪華愛蔵版 鉄腕アトム5 講談社 四六判 -
1995年10月 光文社文庫 鉄腕アトム5 光文社 文庫判 -
1999年10月 サンデーコミックス 鉄腕アトム9 秋田書店 新書判 -
2002年07月 講談社漫画文庫 鉄腕アトム4 講談社 文庫判 -
2003年11月01日 - 手塚治虫マガジン11月号 KKベストセラーズ B5判 - -
2003年12月01日 - 手塚治虫マガジン12月号 KKベストセラーズ B5判 - -
2010年03月16日 鉄腕アトム<オリジナル版>復刻大全集 unit.3 ジュネオン B5判,ほか 雑誌掲載版の復刻

『作品内容』
花房理学士は不可能といわれていた物質伝送機の発明に成功した。 彼はその片方をかつて一緒に研究していたウッズ博士に送る。 そして色々なものを送った後に生き物としてウサギ,魚,ロボット,そして自分自身を送る事にした。 しかし,花房の才能に嫉妬した博士は伝送機を破壊してしまう。

四部垣の家で日本に2台しかないという立体テレビを見ていたアトムはそこから煙のように現れた幽霊を目撃する。 逃がしてしまうがその幽霊と同じ物がもう一台の立体テレビがあるNHKにも出現した。 その幽霊が花房とほかの生き物の合わさったものだと知ったウッズ博士はロック・D・ナッシーに頼み立体テレビを壊してしまう。 伝送機と構造の似ている立体テレビを通じて空中にさまよっている花房らが現れるのだ。

アトムは再び四部垣の家で彼に出会うが口の聞けない花房は水中の泡を使ったモールス信号でアトムに助けを求める。 花房は不完全な姿で現れる立体テレビ上では理性を失っており,今ではロック・D・ナッシーによって悪事を働かされていた。
花房を消したいと思っていたウッズ博士は囚われの身となっていたが,それをアトムが救う。 アトムは花房の研究所にいって物質伝送機の設計図を見付ける。

その設計図を狙うロック・D・ナッシーに派遣された殺し屋0000に両手をもがれてしまうアトムだったがヒゲオヤジによって助けられる。 伝送機はお茶の水博士が設計図に基づいて作り上げる事に成功した。 それを狙うのがロック・D・ナッシーであり,彼は博士を人質にとってしまう。 そこで現れた花房は様々な動物が合わさった姿になっており,ロック・D・ナッシーを散々懲らしめた後にアトムに伝送機でどこかに送って欲しいと頼む。

ロック・D・ナッシーはその犯罪が表に出て掴まる。 それからしばらくしてヒアデス星団に探検にいった探検隊が地球のウサギと魚とロボットをあわせたような宇宙人に出会い,彼は流暢な日本語を話していたそうである。

ヒョウタンツギ(p.249)の他 アトムの父中村課長田鷲警部が出演。

<参考文献:講談社豪華愛蔵版>

『映像化』
鉄腕アトム-第49話「透明巨人」-
(1963年:虫プロ制作・テレビアニメ)

『図版使用書籍』
手塚治虫の軌跡(1992年)
手塚治虫はどこにいる(1992年):夏目房之介著
鉄腕アトムの軌跡展図録(2002年)
鉄腕アトムコンプリートブック(2003年)
描きかえられた「鉄腕アトム」(2008年)
「地上最大の手塚治虫」展(2012年)
「バンパイヤ」第二部完結編(2014年)
僕らが愛した手塚治虫<復活編>(2016年)
僕らが愛した手塚治虫<推進編>(2018年)
サンエイムック「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖(2019年)