Google
WWW を検索 手塚治虫のすべてを検索



[1954年作品リストへ]

「火の鳥 - 黎明編」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
1954年07月号
〜1955年05月号
- 漫画少年 学童社 B5判 連載 -
1978年08月20日 - 週刊少年マガジン 講談社 B5判 抜粋 -
1981年12月25日 コロタン文庫66 手塚治虫全百科 小学館 文庫判 第一回収録 -
1990年04月30日 愛蔵版 火の鳥-ギリシャ・ローマ編 角川書店 四六判 -
1992年12月 角川文庫 火の鳥13 角川書店 文庫判 -
1998年06月20日 朝日ソノラマコミックス 火の鳥-ギリシャ・ローマ編 朝日ソノラマ B5判 - -
2003年09月01日 朝日ソノラマコミックス 火の鳥-ギリシャ・ローマ編 朝日ソノラマ B5判 -
2012年03月 手塚治虫文庫全集166 火の鳥-少女クラブ版- 講談社 文庫判 -
2012年05月31日 火の鳥<オリジナル版>復刻大全集 エジプト/ギリシア/ローマ編 復刊ドットコム B5判 雑誌掲載版の復刻

『作品内容』
まもなく命を絶とうとしている父親イザ・コザを助けるために火の鳥を探しに行ったナギ。 彼は火の鳥の卵を溶岩から助けたため、火の鳥からその血をもらうが父親は既に亡くなっていた。 ナギは妹のナミとふたりでその血を分け合う。

嵐の中、火の鳥たちとある島に辿り着いた二人は矢に射られても死なない体から生き神と崇められる。 そこから海一つ隔てた国では女王卑弥呼が納めており、彼女は火の鳥を捕まえるために猿田彦を遣わす。 しかし、猿田彦は卑弥呼には既に将来はないと見込んでおり、彼女のスパイであるサソリ(ハム・エッグ)が火の鳥を連れ国に戻る。

<参考文献:朝日ソノラマコミックス>

『一口メモ』
記念すべき「火の鳥」第一作。 しかし、漫画少年の休刊にともない未完となった。 動物達と火の鳥が共に行動する設定は少女クラブ版で、また猿田彦・卑弥呼などの登場人物はCOM版の黎明編に受け継がれている。

COM版では神武天皇から始まる歴史であるが、本作品ではイザナギ・イザナミを登場させている事が非常に興味深い。 彼らは日本の歴史の始まりに当たっている事から、本作品が描き継がれていればもしかしたらここにある国々は一度滅び、火の鳥の血を得ている彼らによって新しい日本の歴史が始まる、などの設定があったのかもしれない。

『図版使用書籍』
アサヒグラフ4月29日号(1977年)
手塚治虫漫画40年(1984年)
野生時代4月号(1989年)
手塚治虫の軌跡(1992年)
こころにアトム(1995年)
マンガの神様!(1995年)
手塚治虫大全(1997年)
手塚治虫博物館(1998年)
手塚治虫全史(1998年)
誕生!「手塚治虫」(1998年)
メトロポリス The Movie メモワール(2001年)
手塚治虫記念館(第5刷)(2003年)
BRUTUS TRIP 2008 JANUARY(2008年)
僕らの愛した手塚治虫2(2008年)
手塚治虫とキャラクターの世界(2013年)
私的作家考(2017年)
扉絵原画コレクション1971-1989(2018年)
完全保存版「火の鳥」大解剖(2022年)