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「バリトン工場事件」

発行日 種類 タイトル 発行所 判型 備考
戦中(1943年前半) - - - - 習作 -
2012年02月04日 - 手塚治虫 創作ノートと初期作品集2 小学館 B5判 -

『作品内容』
バリトン工場に届けられた石彫りの狸。 なぜか動いたりくしゃみしたりしている。 一夜明けた工場では金庫が壊され重要機密書類が盗難にあってしまう。 そこで呼ばれた私立探偵のヒゲオヤジ

相棒のノンキメガネ(ノンキナトウサン)を連れて行こうとするもおいていってしまう。 おいていかれたノンキナトウサンは家宝の大芋をふかそうと女中(ミッツン)に指示するが断られてしまう。

工場で社長に事情を聞くヒゲオヤジだったが怪しげなものが通り過ぎ,怪我をしてしまう。 物置に隠れているところを突っ込んでいくヒゲオヤジはまたしても怪我してしまう。 そこで怪しい石彫りの狸を見張ると動き出し逃げてしまう。 追いかけるが相手はピストルを持ち出しヒゲオヤジのひげを打ち落としてしまう。 逃走の末に狸は芋をふかそうと煙突に登っていたノンキナトウサンが落ちてきてそれにぶつかってのびる。

狸はマイクなどが仕掛けられていたのだった。 そしてその中に隠されていた1枚の暗号用紙。 苦心の末に暗号を解いたヒゲオヤジはただの石彫りになった狸を見張る。

すると狸の像の下から怪しげな外国人が出てくる。 ヒゲオヤジとノンキナトウサンは彼らを熨して像の下に作られた地下室に入っていく。 そこにいたのは首領のニセル・ズベルト。 彼のカツラの中に盗まれた重要書類を見つけて一件落着。

通りがかりにフクちゃん出演。

<参考文献:手塚治虫 創作ノートと初期作品集2>

『一口メモ』
オヤヂ探偵の後に書かれたシリーズパート2。 昭和18年の6月に回覧されているのでやっぱり15歳での執筆ですね。

『図版使用書籍』
手塚治虫まんが大研究(1982年)